さあ、新年度。

エイプリルフールをぶっ飛ばして、真面目に。
就職・進学おめでとう

☆今いる場所で、直球勝負の生き方を☆

少し前になるが、コーヒーとパウンドケーキを頂戴した。
美味しかったので、その店が載っている本を読んでみた。

『コーヒーに憑かれた男達』中公文庫 嶋中 労著

3月某日、日比谷線南千住にあるその店に行ってみた。

カフェ バッハ

南千住で降り、泪橋交差点を目指す。
東京スカイツリーがドーンと見える。
周囲には、ドヤと呼ばれる簡易宿泊所が無数に。
ここは、山谷と言った方がわかりやすい。

昭和35年には吉野通りに面した食堂で起きた喧嘩から大騒乱が起き、
放水車や機動隊が出動。

40年代は、学生運動が活発化して、
左翼の運動家がこの町を反体制の解放区にしようと大挙流れ込んでいた。

その昭和43年にバッハの前身の喫茶店が吉野通りにオープン。
ドヤ街の喫茶店の誕生だ。

店主の珈琲理念は、理詰めで無駄のないバッハの音楽のようなコーヒーを作り上げていく。

ここのバッハブレンドは、九州・沖縄サミット首里城晩餐会で、各国の首脳が食後に召し上がったもの。
コーヒーアレルギーのクリントン大統領(当時)も。

現在の山谷は、労働者の高齢化や外国人観光客の増加で攻撃的な側面が削げている。

バッハ・ブレンドをポットでいただき、キルシュ・トルテを頬張る。