未成年者が多い予備校では、競馬の話は出来ないが、今日は馬の話をしよう。
内田は、

サンタさんに馬をお願い

していたくらいの馬好き。
ただし、ギャンブルはしない。

☆人生がギャンブル☆

だからだ。

その昔、宮本輝著『優駿』上・下 新潮文庫 を読んで、血統に興味を持った。

300年続くサラブレッドには、牡系3大祖と言われる3頭がいる。
現代日本で走っている90%の祖がダーレー・アラビアン。
後2頭がバイアリー・ターク、ゴドルフィン・アラビアン。
『優駿』は、ゴドルフィン・アラビアンの血を継いだ仔馬の成長を描いたもの。近親の血量が18.75%(奇跡の血量)と呼ばれる交配で産まれた仔馬と、それを囲む人々のドラマが紡がれている。

☆母の肉は子の肉、子の骨は母の骨なり☆

サラブレッドは、その血統で走りが決まると言われている。
『優駿』の登場人物である吉永達也のモデルは、社台グループを作った故・吉田善哉氏。
ノーザンテーストやサンデーサイレンスという種牡馬を輸入した。
このサンデーサイレンスの最高傑作がディープインパクト

昨年度のJRA年度代表馬は、キタサンブラックだった。
北島三郎氏が実質オーナーだ。
ディープインパクトの全兄(父母共に同じ)のブラックタイドが父。
セリ価格はブラックタイドの方が高かったのだけれど、7000万で買われたディープインパクトの大活躍ぶりは有名。
種牡馬としても大活躍して、今年の種付け料は一頭に対して3000万!!!

対して、お兄さんは、22戦3勝(重賞1勝)
年間7000頭以上生産されるサラブレッド。
半数が牡として、種牡馬になれる確率は約1000分の1。
ディープインパクトの全兄だから、種牡馬になれたわけ。
その息子同士が、昨年の有馬記念で戦い、ディープインパクトの息子サトノダイヤモンドが優勝し、キタサンブラックはクビ差2位。

ちなみに昨年はディープインパクトの息子3頭で、クラッシック3冠と言われた皐月・ダービー・菊花を分け合っている。
それら全てのおばあちゃんが、ディープインパクト・ブラックタイド兄弟の母であるこの馬。
ウィンドインハーヘア

社台グループのノーザンホースパークに繋養中
今年で26歳。

☆偉大なるおばあちゃん☆