新宿の女子高生達は最近ネット動画に飽きて、地上波のバラエティ番組を視聴しているそう。

地上波回帰

NHK大河「鎌倉殿の13人」は壇ノ浦の戦い。
大河ドラマも観たり観なかったりだけれど…
好きだったのは、2012年に放映された「平清盛」
壇ノ浦の戦いのシーンは録画してある(^^)
予備校講師になった頃は、日本史も教えていたから歴史は嫌いではない。
『平家物語』を物語として読むのは良いが、公家の日記等他の文献で治承・寿永あたりを捉えたい。

都落ちをしても、平家は瀬戸内海の制海権を握っており、兵船は縦横無尽に行き来していたから、十分盛り返せると思っていたのではないか。
平家の弱体化は、後白河法皇の暗躍、西日本を襲った飢饉と宋銭による為替でのダメージ。

大河「平清盛」は、清盛が日宋貿易で巨額の富を得て、宋銭を流通させたから経済的に成功することが出来たところ。
そして、その富と武力を礎に外戚関係を築いていく。
そういう面をしっかり描いていたし、朝廷の面々も美しかった。

鳥羽上皇を三上博史。
崇徳上皇苦悩のシーンを井浦新が丁寧に演じていた。
何より後白河法皇を松田翔太が怪演。

北九州市門司には大里(だいり)という地名がある。
安徳天皇の御座所だった。
そこで、管弦の宴をしたとの話も。
和漢朗詠集から朗詠したのかもしれない。

対岸の山口・下関には赤間神宮と安徳天皇陵がある。