詩人の谷川俊太郎氏が11月13日に亡くなった。
北九州予備校出講前は、冬期講習以外は暇で、旅に出ることも多かったのよ。
函館への旅で、津軽海峡脇の温泉ホテルに宿泊した時のこと。
雪の舞う津軽海峡を観ながら、ホテルのライブラリーから一冊の本を手に取った。
三浦雅士氏の本だったが、引用として谷川俊太郎氏の詩が載っていた。
本当のことを云おうか
詩人のふりはしているが
私は詩人ではない
内田に置き換えれば、予備校講師のふりをしているが、予備校講師ではないと言うことだ。
存在を揺さぶるようなフレーズが谷川俊太郎氏の詩の特徴。
活版印刷にヒントを得て開発された文字が浮かび上がるチョコレートを頂戴した。
谷川俊太郎氏の『朝のリレー』『二十億光年の孤独』の2つ。
万有引力とは ひき合う孤独の力である