昨日は、新宿セミナー新宿校で、サポート動画を撮影した。
本来ならば、このような状況は望ましいことではない。
ただ、職員の方々が自宅で学ぶ生徒をサポートしようと腐心する姿を見たり、動画の内容を共に工夫したりすることが出来た。
このような機会を得たことは有意義だった。

☆常に何かに意味を見つける!☆

そうやって生きてきた。

ロックダウン下のフランスから、辻仁成の発信が注目を浴びている。
女子高生なんかは、誰あのおっさん!?って感じなんだろうけれど、

第116回芥川賞受賞作家

なんだよ。
紹介したいのは受賞作「海峡の光」ではなく、フォトエッセイの

「世界は幻なんかじゃない」
maboroshi_book

いつも世界で一番不可思議なのが自分という存在だった。
でも自分と和解しなければならない時が人には必ずあるものなのだ。
(中略)
世界はどうせ幻じゃないか、と言ってその厳しい現実をのらりくらりやり過ごしてきた。
世界は幻なんかじゃない。

1976年9月6日、函館西高校の窓ガラスが突如割れそうに揺れる。
授業を受けていた辻仁成の視線の先には、尾翼に赤い星をつけた戦闘機が通過する。
旧ソ連から最新鋭機ミグ25で函館に強制着陸して、アメリカに亡命したビクトル・イ
ワノビッチ・ベレンコ中尉。

その時から考え始めた自由という幻想の霧を晴らすために、辻仁成はアメリカ横断の旅に出る。
その終着点には、ベレンコ氏が待っている。