今日は看護の日。
国際看護師の日でもある。
ナイチンゲールの誕生日に由来する。

彼女がクリミア戦争での活躍によって白衣の天使と呼ばれたことは、万人が知るところ。
戦後、イギリスに帰還して1860年に看護婦学校を創設した。
その学校は、イギリスで最も古い由緒ある病院であるセント・トーマス病院(現 キングス・カレッジ・ロンドン)内に設けられた。
ナイチンゲールは、専門的な医学知識を備えると同時に人として高貴な看護婦を養成したいと考えていたのね。

それから15年後に軍医・高木兼寛が、セント・トーマス病院附属の医学校に入学する。
その看護学校で教育を受けた看護婦の活躍を目の当たりにして、高木兼寛は看護教育の重要性を胸に刻む。

今日の一冊は

『白い航跡 上・下』吉村昭著 講談社文庫
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海軍医として脚気撲滅に奔走し、慈恵会医科大学や看護婦教育所を創設した高木兼寛の生涯を描いた作品。
慈恵会医科大学を受験する生徒必読の一冊!